本書は2018年4月発行と比較的新しく、今まで読んだビットコインやブロックチェーン関連の本の中で、技術的な仕組みについて一番具体的に書かれている本だと思います。
そのあたりを詳しく知りたいという方はぜひ本書をご覧ください。
ビットコインとブロックチェーンについての初歩的な説明は以下の記事で書いていますので、ご覧ください。
分散型台帳の仕組みとは?
ビットコインのネットワークを支えるノード(コンピュータ)は、2018年現在で1万1000個程度だそうです。
1つのノードは、最大で8つのノードとつながっており、取引の情報を受け取ったノードは、自分とつながっている最大8つのノードに対してそのことを伝えます(ブロードキャストという)。このとき、自分に対して情報を伝えたノードに対しても伝えるそうです。この伝言ゲームによって、すべてのノードが同じ情報を記録する仕組みになっています。
採掘(マイニング)とは?
例えると、鍋にかけたお湯に、その1としてトランザクションの束を流しこんで、その2として前のブロックの出汁の素を加えて、その3としてスパイスの量を変えながら何度も試していくうちに、ある量のスパイスをぴたりと当てた瞬間に、スープが固まって煮凝りになるというようなレシピで説明できます。
ブロックチェーン・エコノミーとは?
3層構造で構成され、第一層には決済サービス、第二層にはサービスを提供するブロックチェーンのプラットフォーム、第三層には法制度の執行システムが構築されます。
決済サービスを分散型仮想通貨で運用し、サービス基盤も法制度の執行もブロックチェーンをつかうことで自律的なスマートエコノミーが実現します。
第一層と第二層は切っても切り離せない関係として普及するものと考えられます。
次の時代の覇権を狙ってfacebookも仮想通貨に取り組んでいるようです。
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