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「指を包丁で切ってよかったね」

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(2011年にfacebookに投稿したノートをベースに少し編集しています)

番組名は忘れましたが、たまたま見た朝のテレビで、和田裕美さんが“ポジティブ思考”のやりかたについて語っていました。

例えば、財布を無くしたとしたら、

  1. まず紙に「財布を無くしてよかった」と書く。
  2. そうすると、「なんで?」と思うのでその理由をどんどん書いていく。

というようなものです。

妻が包丁で指を切る

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同じ日の夕方、妻が料理をしている最中に包丁で指を切ってしまいました。それもかなりザックリと。

ご近所の元看護師さんに来てもらったのですが、病院に行くことを勧められたので、川崎市救急医療情報センターに急いで電話をしました。

すぐに病院は見つかり、私が運転する車で近くの病院へ行くことになりました。

行きと帰りの車中で、凹んでいる妻の気を紛らわすためのジョークとして、朝のテレビで見た“ポジティブ思考”をふたりでやってみることにしたのです。

以下がその結果です。

指を切ってよかったね

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「指を包丁で切ってよかったね」からスタートし、交互に「なんで?」に答えて行きました。

  1. 右手じゃなくてよかったね
  2. 指がつながっててよかったね
  3. 子供の手じゃなくてよかったね
  4. パパがいる週末でよかったね
  5. 母が来ている時でよかったね
    (病院に行っている間、子供の面倒を見てもらえた)
  6. お酒を飲む前でよかったね(車で病院に行けたから)
  7. 結婚しててよかったね
  8. 近所の元看護師さんがちょうど帰宅した時でよかったね
  9. 行った病院もいい先生でよかったね

などなどたくさん出ました。

こうやって口に出して見ると、「なんだ、いいことばっかりじゃん(笑)」とか「むしろこれくらいで済んでよかったね」といったポジティブな気分になったのです。

まとめ

よかったと思うポイントは以下の通りです。

  1. 二人で考えることでアイデアが広がった
  2. 声に出して話したことで少しは気分転換になった
  3. 強制的に視点を変えることで視野が広がりものの見方が変わった

こうやって振り返ってみると、ワークショップデザインのヒントにもなるような出来事だったのです。

その後、しばらくは家事が大変でしたが指は元どおりになりました。