(2011年にfacebookに投稿したノートをベースに少し編集しています)
番組名は忘れましたが、たまたま見た朝のテレビで、和田裕美さんが“ポジティブ思考”のやりかたについて語っていました。
例えば、財布を無くしたとしたら、
- まず紙に「財布を無くしてよかった」と書く。
- そうすると、「なんで?」と思うのでその理由をどんどん書いていく。
というようなものです。
妻が包丁で指を切る
同じ日の夕方、妻が料理をしている最中に包丁で指を切ってしまいました。それもかなりザックリと。
ご近所の元看護師さんに来てもらったのですが、病院に行くことを勧められたので、川崎市救急医療情報センターに急いで電話をしました。
すぐに病院は見つかり、私が運転する車で近くの病院へ行くことになりました。
行きと帰りの車中で、凹んでいる妻の気を紛らわすためのジョークとして、朝のテレビで見た“ポジティブ思考”をふたりでやってみることにしたのです。
以下がその結果です。
指を切ってよかったね
「指を包丁で切ってよかったね」からスタートし、交互に「なんで?」に答えて行きました。
- 右手じゃなくてよかったね
- 指がつながっててよかったね
- 子供の手じゃなくてよかったね
- パパがいる週末でよかったね
- 母が来ている時でよかったね
(病院に行っている間、子供の面倒を見てもらえた) - お酒を飲む前でよかったね(車で病院に行けたから)
- 結婚しててよかったね
- 近所の元看護師さんがちょうど帰宅した時でよかったね
- 行った病院もいい先生でよかったね
などなどたくさん出ました。
こうやって口に出して見ると、「なんだ、いいことばっかりじゃん(笑)」とか「むしろこれくらいで済んでよかったね」といったポジティブな気分になったのです。
まとめ
よかったと思うポイントは以下の通りです。
- 二人で考えることでアイデアが広がった
- 声に出して話したことで少しは気分転換になった
- 強制的に視点を変えることで視野が広がりものの見方が変わった
こうやって振り返ってみると、ワークショップデザインのヒントにもなるような出来事だったのです。
その後、しばらくは家事が大変でしたが指は元どおりになりました。