ゆるゆるクリエイティブ

ゆるめると、生まれやすい。

自分がもっている“気質”を知るためのツール「テトラエレメンツ」カードの体験会に参加してきました。

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四大元素説とは?

四大元素とは、万物は「AIR(空気)」、「FIRE(火)」、「WATER(水)」、「EARTH(土)」の4つの元素から成り立っているという思想です。

日本人にはピンときませんが、ヨーロッパの方では四大元素が思想のベースにあるのだそうです。

日本初上陸の2つのツール

この四大元素の考え方をベースに開発された「テトラエレメンツ」というカードが体験できるというので参加してきました。

このカードのベースには、「テトラマップ」というコミュニケーションツールの存在があります。

「テトラマップ」も「テトラエレメンツ」も日本に紹介されたのはごく最近のことで、テトラマップ認定ファシリテーター(CTF)は日本でまだ2人しかいないそうです。 

「テトラマップ」とは

「テトラマップ」はニュージーランドで生まれた四大元素をベースとするコミュニケーションツールで、現在世界22ヶ国に提供されています。

youtu.be

今回は「テトラエレメンツ」カードの体験がメインでしたが、「テトラマップ」についても簡単に紹介していただきました。

体験会の主催者である持田さんは、数少ないテトラマップ認定ファシリテーターの一人として、日本に「テトラマップ」と「テトラエレメンツ」を普及させたいと考えています。

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「テトラマップ」は、4冊のテキスト(兼ワークシート?)と正四面体の箱にも平らなマップにもなる厚紙で構成されます(上の写真右側)。

主にコミュニケーション改善を目的とした企業研修に使われ、その特徴は普遍的、汎用的、シンプルだそうです。概要を少し聞いただけですが奥が深そうな感じでした。

以下のテーマの企業研修やワークショップによく使われるそうです。

  • チームビルディング
  • プランニング
  • カスタマーサービス向上
  • 夫婦間のコミュニケーション改善

「テトラエレメンツ」とは

シンガポール在住のテトラマップ・マスタートレーナーであるレイモンド氏が開発したもので、「テトラマップ」に関する派生商品ですが提供会社が異なります。

「テトラマップ」同様、四大元素をベースに開発されたもので、こちらは自分の“気質”を知るためのツールです。

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ツール自体はとてもシンプルで、“気質”を表す言葉がそれぞれ書かれた約50枚程度のカードからなり、三角の形をしています(上の写真左側)。

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私たち日本人のように四大元素をベースとした思想に慣れていないアジア地域では、四大元素の考え方にまずは触れるためのツールとしてぴったりです。

事実、どちらも日本初上陸のツールであることと、四大元素に馴染みのない国であることから、まずは「テトラエレメンツ」の体験を入り口として、最終的には「テトラマップ」の普及を目指す考えだそうです。

ちなみに、体験会で使用したカードは英語版に日本語のシールが貼られた試作版でしたが、正式な日本語版も納品待ちの状況だとおっしゃっていました(本ブログの写真とは少しイメージが異なります)。

「Points of You」との親和性も高い

今回の体験会の開催をfacebookで紹介してくれたのは、「Points of You」の認定マスタートレーナーの藤沢さんです。

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「Points of You」とは視野を拡大し、創造力や発想力に刺激を与えるツールで、国内で急速に広がりはじめています。

体験会の参加者は3名でしたが、全員が「Points of You」認定エバンジェリストの方でした。

「Points of You」の思想とも親和性の高いツールであることから、日本での「テトラマップ」普及に関しては「Points of You」を提供するポインツ・オブ・ユー・ジャパンと協力関係を結んでいくそうです。

「テトラエレメンツ」を体験

今回の体験会では、参加者全員が「テトラエレメンツ」のベーシックなやり方を体験しました。

他のふたり(共に女性)が積極的な方でしたので私の順番は最後でした。

始める前にカードを表向き(言葉が書かれている方)にしてランダムに並べます。体験者はその中から、「今の自分」を表現していると思うカードを選びます。

最初の女性は、10枚のカードを選びました。その後、ファシリテーターである持田さんから7枚に減らすように指示されます。

その時、外した3枚のカードも残りのカードに混ぜずに横に取っておきます。

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7枚になったら、カードをすべてひっくり返します。そうすると、四大元素に色分けされたカードだったということが分かり、「なるほどー!」と思わず言ってしまいました。

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上の写真を見てもわかるように、これほど色のバランスがいい方は珍しいそうで、持田さんも驚いていました。多くの方が2色に偏るそうです。

最後にファシリテーターから、それぞれの色のカード(要素)がもつ“気質”についての意味やアドバイスが伝えられます。

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簡単に説明すると、以下の通りです。

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出典:ACTIO Japan - TetraMap テトラマップ

誰もが4つの“気質”を持っている

四大元素の思想で重要なのは、それぞれ要素が関係しているということなんだそうです。

それは、調和だったり、支えあっていたり、影響し合っているということであり、テトラマップのツールのデザインにも反映されています。

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つまり、

それぞれの“気質”は、多かれ少なかれ誰もがもっていて、その現れ方や強弱は状況や相手によっても変わるということです(いろいろな自分がいる)。

例えば、普段は相手を優先して協調的な人でも、時と場合によっては自分の意思を押し通すこともあるのです。

カードには言葉しか書かれておらず、枚数も多いため覚えようとしない限り、毎回引くカードは変わるそうです。

つまり、「テトラエレメンツ」カードを引くことで、その時の自分自身をより正確に知ることができます。セルフチェックのためのバロメーターというわけです。

ある“気質”が強いと分かれば自分で弱めるように調整できるので、相手とのコミュニケーションを改善することに効果的だったり、自分とは正反対の“気質”の人とチームを組むといったチームづくりにも役立てることができます。

 

なぜかプレッシャーを受ける

次に体験した女性は、最初に9枚のカードを選びました。

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取ったカードの枚数が最初の女性と似ていますが、これはたまたまだそうです。人によっては半分以上のカードを取る方もいるようです。

取るカードの枚数に制限はありません。

ただし、ベーシックなやり方ではこうなりたいという「願望」ではなく、あくまでも「今の自分」を選ぶことがポイントのようです。

「あるある」と思えるカードなら直感でどんどん取っても構わないのです。

「自分はたくさん取ってしまいそう」と私がつぶやいたところ、持田さんから「期待しています」みたいな軽いプレッシャーを頂きました。

最初の方と同じように7枚に減らして、ひっくり返してみるとブルー(WATER)のカードが多いことが分かりました。

なんと外した2枚のカードもブルー(WATER)でした。

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ファシリテーターになる方へのアドバイスとして、参加者が最初にカードを取るときにどのカードを取ったか、カードを外す時にどのカードを外したか、その時悩んでいたかそうでないか、カードの並べ方はどうだったかなど、参加者の様子を観察しメモしておくとよいと教わりました。

そしてそれを参加者との会話を広げるネタとして使うのだそうです。

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そんなアドバイスを聞いた後に体験する私は、みなさんの視線や期待が気になってしまいました。

いよいよ自分の番に

そうこうしているうちに自分の番が回ってきました。

最初の二人とは異なり、予想通りたくさんカードを取りました。簡単に割り切れない性格なのでしょうか?

しかも、先のふたりに比べて悩む時間も長かったようです(見られていたからそう感じたのかもしれません)。

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カードを取っていく過程で、選んだカードが「今の自分」をあらわすものなのか「願望」なのか、よく分からなくなる場面もありました。

これまで周りの人に言われたことのある私に対する印象のうち、自分でも確かに「そうかも」と思うカードを無意識のうちに選んでいたように思います。

「今」を時間軸のどこまでの範囲で考えるかも人によって異なりそうです。

そんな風にして選んだカードは以下の写真にある18枚でした。

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そこから10枚に減らしてくださいと言われ、思わず「あっ、そっか」と言ってしまいました。夢中になってカードを選んでいたので、その後のプロセスをすっかり忘れていたのです。

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カードを減らす段階でも悩んでしまいました。似たようなことを意味するカードが複数あったので、どれを残すべきか本当に迷ったのです。

カードの裏の色もちょっと想像しつつ、「今の自分」を整理していきました。

最終的には前のふたりと同じように7枚のカードがテーブルに残りました。

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自分で納得して残した言葉なので、目の前に並んだカードに大きな違和感はありません(上の写真の右上です)。

並べたカードを見て、確かにそうだよなーという感じでした。

選んだカードの色は?

選んだ7枚のカードをひっくり返すと、、

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ブルー(WATER)が一番多くて5枚、そしてレッド(FIRE)が2枚でした。

これを見た瞬間に、やっぱりと思うと同時に私のことを「静かで熱い人」と評価してくれる人のことを思い出しました。

WATERの“気質”は、その柔軟性や協調性が「ゆるゆるクリエイティブ」にも通じるなぁと思ったりもします。

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上の写真は色別に並べ替えたところです(裏向きのカードは色サンプルです)。

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途中で外したカードもめくって見ると、やはりブルー(WATER)とレッド(FIRE)が多いことが分かります(左側と上の緑と茶色のカードですが、なぜか合計が最初の数と合いません)。

外したカードの中には、グリーン(AIR)とブラウン(EARTH)の“気質”もちゃんとあったので、なぜかちょっと安心しました。

まとめ

 「テトラエレメンツ」カードを使うことで、今の自分の“気質”をより深く知ることができました。

今回はスタンダードなやり方のみでしたが、特定の状況をイメージしたり、自分ではなく相手をイメージしてカードを選ぶなどの使い方もあるそうです。

シンプルなツールなので他の手法とも組み合わせやすいと思いました。

「テトラエレメンツ」や「テトラマップ」に興味を持った方はぜひ参加されてみてはいかがでしょうか? 毎月2回、水曜日の夜に「テトラエレメンツ体験会」を開催しています。

参考リンク