ゆるゆるクリエイティブ TOKYO

ゆるゆる思考で、ゆるクリエイティブなオトナの学び場

私がこの5年間に「富士通みらい会議」で学んだこと。

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ちょうど5年前の12月、富士通グループの中で小さな活動がスタートしました。イノベーション&共創のためのプラットフォームで「富士通みらい会議」といいます。

私は立ち上げメンバーのひとりで、その後、約3年にわたりデザイナーとしてその推進の一端を担っていました。

先日、一緒に立ち上げたメンバーのひとりが異動されるということで、送別会に参加してきました(料理の写真はその時のもの、どれも美味しかった―)。

現在の「富士通みらい会議」は、立ち上げから一緒に関わっていた知財部門がオーナーとなり、富士通グループに向けてサービスを提供しています。

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今の私があるのは「富士通みらい会議」やその周辺の仕事に関わることができたおかげと言っても過言ではなく、イノベーション活動やワークショップデザイン、デザイン思考の実践という面で非常にたくさんのことを学ばせていただきました。

5年前にスタートした時は小さな活動でしたが、今や富士通グループ社内には、共創やオープンイノベーションを推進する活動は無数にあります(※)。

(※)あしたのコミュニティーラボ|みんなでつなぐ、豊かな社会

それでも企業の中でクロスファンクションかつ年齢も立場もバラバラな社員が集まって、未来のことについて対話をする場を提供するという意味では「富士通みらい会議」の活動はその先駆けだったのではないかと思っています(他社の社内フューチャーセンターなども参考にしました)。

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また、富士通グループの中には、下記に挙げるようなオープンになっている場所以外にも共創のための施設がいくつも生まれました。

これまで周りで起こった変化や自らの実践を振り返ってみると、「対話」の大切さというか本質的な価値というものを改めて考えさせられます。

「富士通みらい会議」は富士通グループに「対話の文化」を創ったと言ってくれた人もいます。

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私は現在、「富士通みらい会議」の主要活動からは一線を退いていますが、「富士通みらい会議」に参加した社員の様子を見ていると、彼らが横のつながりを持つことで、それまで小さな組織の枠の中だけでしか考えることのできなかった「自社の可能性」について再発見しているのではないかと時々思うのです。

例えば、「同じ会社の中に似たような想いを持った人がたくさんいる。」「すごい知識やスキルを持った人がいる。」「社員にもあまり知られていないすごい技術が研究所にはある。」「多様な人が集まれば、思いもよらないアイデアが生まれる。」「組織の壁やルールをちょっとだけ越えれば新しい世界が見えてくる。」などなど。

イノベーションの取り組みといえば、その手法や出てきたアウトプットに目が行きがちですが、一人ひとりの社員がこういった発見や気づきを重ねることこそが、長い目で見た時には、遠回りのようで近道なのではないかと思っています。

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これからの10年、20年を考えた時、イノベーションの時代はまだまだ始まったばかりです。ワークショップのプログラムに例えるなら、今の時代はまさにアイスブレイク。

MIT(マサチューセッツ工科大学)の教授ダニエル・キム氏が提唱した、組織の「成功循環モデル」というものがあります。

仕事における「結果の質」を高めるには「行動の質」を高め、「行動の質」を高めるには「思考の質」を高め、「思考の質」を高めるには「関係の質」を高めるというものです。

数時間のワークショップをデザインする際にも大変参考になる考え方ですが、時間軸を10年、20年単位で引き伸ばしてみると、今の時代こそ「関係の質」が求められている時代は過去になかったのではないでしょうか。

ゆるゆるクリエイティブのアプローチでもある、

ゆるめると、生まれやすい。

には、「成功循環モデル」が入っているのです。

「富士通みらい会議」や他の様々な共創活動(創造的対話)を通じて「関係の質」が高まった結果、個人の「思考の質」が高まる。

自らの可能性を信じられる社員がもっともっと増えた時、組織も会社も大きく変わっていることでしょう。

このことこそがイノベーションに取り組む上で最も大切なことだと今は思っています。

10年後、20年後の富士通の「グループ発表」が楽しみです。

最後に宣伝です。

「富士通みらい会議」で生まれたたくさんのアイデアから逆算してつくったアイデア発想カードを公開しています。

特にサービスのアイデアを考えるのに向いていますので、ぜひ明日の会議(もしくはワークショップ)でご活用ください。

http://hab-yu.tokyo/tool#inspi