先日、EQ(エモーショナル・インテリジェンス:こころの知能指数)専門家の友人が企画した 「映画「インサイド・ヘッド」から感情を学ぶ読書会」に参加してきました。
私の参加目的は、
- 人が持つ「感情」について知識を広げること
- 久しぶりに参加者として読書会に参加すること
でした。
読書会の参加者は
- 言語聴覚士
- 毎日がん患者と向き合っている薬剤師
- イノベーション作家(志望?)
- カイロプラクティック施術師
- 派遣会社勤務
- デザイナー(私)
など、偶然にも医療関係者が多くて最初はびっくりしました。
でも、身体の不調と心の問題は繋がっていますから、「心」や「感情」というテーマにもっとも関心の高い層は医療関係者なのかもしれません。
読書会のスタイルは、「ゆるゆるクリエイティブ」が主催する「ゆるゆる読書会」と同じで、一人で本を読む時間よりも、集まった参加者同士がおしゃべりする時間が多めです 。
それに加え、今回の会場はとてもいい場所でした。よくある貸し会議室とは違い、食事をしながら進められたので心と身体も自然にリラックスできました。
また、心と身体のケアに携わっている方が多かったせいか、なんとなくほっこりした雰囲気が漂っていたように思います。そのため、いつも以上に自分をさらけ出してもみなさんに受け止めてもらえた感じがして、軽くセラピーを受けたような気分になりました(受けたことないのでちょっと違うかもしれませんが)。
普段会話することのない人とゆるゆるとオープンマインドでおしゃべりすることで、「感情」というみんなが興味ある共通のテーマについて、多くの気づきや学びをいただきました。ありがとうございます!
今回の学びを5行にまとめると、
- すべての感情は、あなたが幸せになるためにある
- 自分にむりを強いて、ネガティブ感情を無視するのはよくない
- 恐怖や不安を乗り越えるのは、少しの勇気。乗り越えた後の成長の喜びが勇気をどんどん見方にする
- 反射的な怒り(情動)は生理的に6秒で収まる(怒る前に6秒待つ)
- EQの開発は、感情を意識することができたら8割は終わる
上には書いていませんが、男性が忘れっぽいのは、狩猟時代からの遺伝(恐怖を忘れて明日もまた狩りに出かけるため)という話に思わず納得、少し救われました(笑)
今回参加した皆さんとの記念写真。読書会終了後も「感情」に関して皆さんが持っている知識や情報が飛び交い、その分野に詳しくない私は好奇心全開モードで皆さんのお話をメモしていました。本当に学ぶことが多くてここに全てを書ききれません。
子どもを持つ親として、「感情」との付き合い方をもっともっと探求してみたいと思いました。
余談ですが、参加する前に予習しようと思って、小1の娘と一緒に映画「インサイド・ヘッド」を観たのですが、 暗い雰囲気のシーンが続く場面で、なんと娘は「もうみたくない」と言い出してしまいました。
「(みるのをやめて)あそぼう」という娘をなだめつつ、なんとか最後まで観ましたが、年齢の低い子どもにはちょっとハードルが高い映画かもしれませんね。
喜びや怒りなどの「感情」をキャラクターとして描き、脳内で起きていることをアニメで表現するというのは映画としては斬新な発想なので、私のような大人は好奇心をそそられます。しかしながら、日本ではアナ雪やベイマックほど話題にならなかったことから、もしかすると子どもたちには難しくて面白くない映画だと評価されたのかも知れません。
一方で、「感情」を可視化することで大ヒットしたのが、2013年公開の「アナと雪の女王」なんだと教えてもらいました。「怒り」や「恐怖」という目に見えない感情が「雪」や「氷」といったモノとして表現され、子どもから大人まで多くの人にとって分かりやすくて面白い映画になっていたと思います。大ヒットの理由は他にもあると思いますが、なるほどなぁと思いました。
また、2014年公開の「ベイマックス」も、「優しさ」という感情を白くて柔らかいロボットとして描いた作品なんだそうです。
おまけ
参加者の一人が持っていたもので、感情をテーマにしたアロマだそうです。
下の図は「プルチックの感情の輪」と言うそうで、このアロマも映画「インサイド・ヘッド」もこれから幾つかの感情を抜き出しているそうです。楽観とは「予測」と「喜び」の間とか、愛とは「喜び」と「信頼」の間とか面白いですね。
出典:http://blog.livedoor.jp/tellstv/archives/22099187.html
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読書会を主催したEQ専門家はこちらの認定資格を持っており、彼の講座を受けるとEQ診断をしてくれるそうです。
今回の読書会にはEQ診断を受けた方が2名いらっしゃり、ご自身の「SEIリーダーシップレポート《感情知能検査SEI》」を見せてくれました。それぞれ全く違ったグラフになっていて面白かったですし、それだけで話が盛り上がります。
お互いに相手に対する理解が深まって心理的な距離が近くなるため、同じ職場の人同士で行うとチームワークや組織力の向上につながるそうです。いつか試してみたいと思いました。
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