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「マサイ族のリーダーシップから未来のリーダー像を考える」に参加しました。

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まっ、マサイ族に会える!?

こんなチャンスは滅多にない!ということで速攻で申し込んでいた「マサイ族のリーダーシップから未来のリーダー像を考える」という講演会に参加して、お話を聞いてきました。

彼の名はエマニュエル。

その昔、マサイ族のあるケニアには42の部族があり、それぞれ異なる言葉、文化、宗教があったそうです。
その中でもマサイ族は最も勇敢な部族で、戦士はコミュニティーのためになら死ぬ覚悟があり、戦って死んだ戦士は皆から称えられていたそうです。

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彼らは遊牧民で、家族とコミュニティーがマサイ族の子供を育てていました。

幼少の頃にはコミュニティーに対する「責任と尊敬の心」を学び、青年になると男は戦士になるそうです。そして、戦士を卒業した次の世代はエルダーといい、槍の代わりに写真の彼が手に持っているスティックが与えられます。

戦士時代には「勇気」を学び、狩りに出るとか様々な問題を解決するのだそうです。エルダーになると「英知」を使います。

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彼は、「英知」とは希望に満ちたもので人のことを考えられる能力だと言います。例えば、何か問題を起こした人を見た時に、すぐに怒ったりするのではなく、まずその理由を考えるのです。考える前に反射的に行動を起こしてしまうと、間違った結論を出してしまうことをよく知っています。世の中には「英知」のない人もたくさんいて、例えば、離婚などもすべてはそれが原因だと彼は言います。

エルダーたちの会合ではコミュニティーの問題を話し合います。自分たちはどこに行くべきか?今、何を持っているか?これから何が必要か?

そんなマサイの生活にも変化の波が訪れているそうです。彼らはコミュニティーを新しい生活に導くためにこれまでのタブーも破り、たくさんのチャレンジをし続けているそうです。

f:id:justyle:20161223003831j:plainマサイ族の生活Before(左上)/After(右下)


例えば、

  • 長い間、男性中心だったが女性をもっとエンパワーする
  • 子供を学校に行かせる
  • 遊牧生活ではなく区画に分けられた土地で生活する
  • ライオンを殺しては行けない
  • 土を掘ってはいけない

など

カタチは違えど、似たような変化の波が文明生活とは程遠いと思っていたマサイ族のまわりでも起こっていることに親近感を覚えました。

変化に準備しつつも大切に守るべきものは「価値観」だと彼はいいます。コミュニティーの全員が守り、伝え続けることが次の世代の人をつくる。それは、「責任」、「尊敬」、「勇気」、「英知」などマサイ族がずっと守り続けてきたもの。「価値観」のない人は目的のない人になってしまうと彼は言います。

複雑化した世界では、なかなか難しいことですがシンプルに考えるという視点は覚えておきたいと思いました。

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講演終了後、どうしても聞きたかった質問を彼にぶつけてみました。

参加者の写真リクエストや質問に一人ひとりに真剣にそして丁寧に応えている姿に、マサイ族というコミュニティーが大切にしている価値観の一面をみることができました。彼はまさにコミュニティーに対する責任を背負ってその場にいたのだなと。

聞きたかった質問は、「もし以前の生活に戻れるなら戻りたいか?」とその理由です。

彼の答えはイエス(彼の顔が急に真顔になるのがわかりました)。

その理由は、

今の生活(世界)は壊れている。(目の前にあったスマホを手にとって)これは素晴らしいと思うが(世界が)複雑になった。

本当のコミュニケーションができていない。以前は、学校に行かなくても家で子供を教えていた。学校ではキリスト教を教えているが、キリスト教は牧師がお金を稼ぐことが問題で、本来の仕事をしていないと。宗教ではなくビジネスになっている。彼の名前も教会で与えられたもの。母からもらったものではないそうです。

変化は止められないから、チャレンジをして自分たちも変わっている。そうでなければ、変化が自分たちを変えてしまうと彼は言います。

おそらく20分くらい、同じテーブルに座ってじっくり話をしてくれました。

最後は「対話」が重要という話になり想いを共有できました。自分は(今日は)何も教えていない、講演もただ(自分たちの)話をしただけだと。

(ちなみに、英語に自信がなかったため、近くにいた方に協力してもらい、四人で話を聞きましたが、彼の英語は比較的分かりやすかったです)

エルダーによるミーティングの最後には、祈りを捧げるそうです。

あなたが成功するように。あなたが健康であるように。。。

※通訳を通しているため正確でないところがあるかもです。

参考情報

マサイ族 - Wikipedia

ケニアの先住民マサイ族 変わりつつあるその生活と裏事情 | ガジェット通信

部族ブランド保護へ。近代化・商業化する「マサイ族」の実態とは? - NAVER まとめ